小紋屋 TOP

茶縞染織/紡ぎ・草木染め・機織り

アルコールで色素抽出した日本茶染めの退色について

2019.12.10 2020.02.15

2017年12月2018年5月に行った「アルコールを使った緑茶染め」(以下、アルコール染めと称します)の経年変化について報告です。

2017年12月のアルコール染め

染色工程の記事はこちらです。アルコールで色素抽出した日本茶染めの退色について写真右がアルコール染めした糸をアルミ媒染、二度染めしたものです。染色から2年が経ってかなり色褪せが見られますが、ほんのりと緑っぽい色素は残っています。
参考までに、アルコール抽出をせずに普通に緑茶葉を煮出して染めた糸(アルミ媒染)を左側に置きました。(写真下の糸は緑綿の手紡ぎ糸です。紛らわしくてすみません)

2018年5月のアルコール染め

染色工程の記事はこちらです。アルコールで色素抽出した日本茶染めの退色について完全なる、ベージュです。黄色味すら感じられません。アルカリ染めも数ヶ月で緑色が全く消えて淡いベージュと化しましたが、こちらも全く同じ状態です。
やはり、無水エタノール(99.5vol%)ではなく消毒用エタノール(76.9〜 81.4vol%)したことと、アルコールに浸けている時間が長すぎた影響があるのかもしれません。アルコールで色素抽出はできても、繊維に定着させることは難しそうです。

追記

2018年5月の染色実験結果を追加掲載しました。

関連タグ