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プランターで始める綿花栽培:第2回「発芽から間引きまでの育苗管理」

2025.04.29 2025.06.22

第2回は、種まき後の発芽から育苗、間引きのポイントまでを詳しく解説します。

1. 発芽後の管理

綿の種は、気温が安定していれば5日〜1週間程度で発芽します。
発芽後の水やりは「土の表面が乾きはじめてから」行いましょう。過湿状態が続くと根腐れの原因になるため注意が必要です。
発芽と育苗

また、浅く種をまいてしまった場合、発芽時に双葉に種皮(綿帽子)がついたまま地表に現れることがあります。
通常は1〜2日で自然に取れますが、なかなか外れない場合はピンセットなどで優しく取り除きましょう。

関連動画
YouTubeチャンネル「木紋家の手仕事」
綿の発芽後、生長記録/綿を育てる season2 ep.3

2. 害虫対策

双葉がしっかりと開く頃、やわらかい新芽や茎を狙って害虫が発生することがあります。
主な原因は、ネキリムシやヨトウムシの幼虫。古い土に卵が潜んでいたり、飛来した成虫がプランターに産卵することがあります。
これまでに「米ぬか・コーヒーかす・木酢液」などを試しましたが、どれも効果は今ひとつでした。

根本的な対策としては、

  • 清潔な新しい培養土を使う
  • 被害に遭った場合は早めに土を入れ替えて蒔き直す
  • 虫除けネットで覆って予防する

などが有効です。

3. 間引きのタイミングと方法

本葉が2〜3枚になった頃(種まきから約1ヶ月後)が、最初の間引きの目安です。
生長が遅れている苗を根元からカットするか、他の苗を傷つけないようにそっと引き抜きます。間引き 最終的には、本葉4〜5枚がそろうまでに1株だけを残す「1本立ち」にします。

ポット蒔きの場合

セルポットにまいた場合は、この時期が植え替えのベストタイミングです。
綿の根の周囲には、生長に必要な「共生菌」が付いています。根や土を崩さないように、丁寧に植え付けましょう。
定植

参考動画
YouTubeチャンネル「木紋家の手仕事」
直蒔きとポット育苗、どっちがいい?/綿を育てる season4 ep.2

4. 水やりのコツ

この時期の水やりは、「土の表面が乾いてから」が基本です。根腐れを防ぐためにも、水のやりすぎに注意してください。
気温が高く乾燥が激しい時期には、バークチップや稲わらなどでマルチングすると、土の乾燥を抑える効果があります。
間引き

よくある質問

Q. 共生菌とは何ですか?
綿花は土の中にいる小さな「菌」と力を合わせて育つ植物です。
植物と菌がお互いに栄養を補い合う関係にあるため、この菌のことを「共生菌」と呼びます。
Q.苗がなかなか大きくなりません
種まきから1ヶ月ほど経つと、一時的に生長が停滞するように見えることがあります。
これは、地中で共生菌を増やしながら根を伸ばしている時期に入ったということです。焦らず様子を見守ってください。
梅雨入り前後(種まきから約2ヶ月後)になると、目に見えて成長し始めます。
Q. 間引いた苗を別の鉢に植えたら育ちますか?
おすすめしません。
根の周囲の共生菌が失われるため、栄養や水分をうまく吸収できなくなり大きく育たない可能性が高いからです。

次は、第3回「摘芯や支柱立てと梅雨の育成管理」です。
摘芯や支柱立てといった、生長期の育成管理について解説します。

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