綿畑の準備と育苗ポットへの種まき
小紋屋の手仕事、YouTubeチャンネルを更新しました。
「綿を育てる Season4」の最初のエピソードは「綿畑の準備と育苗ポットへの種まき」です。
前回の投稿で今年のテーマを「綿栽培の疑問解決」とするとお伝えしましたが、今回の動画では「Question1:種まきの時期はいつがベストなの?」を取り上げました。
植物の種が発芽するためには気温が重要であるため、「最低が15度前後、最高で20度〜25度くらい」を目安に蒔き時を決めています。
動画内でも説明していますが、4月15日からの週間天気予報が「最低が15度前後、最高で20度〜25度くらい」に該当していたため、4月14日に早蒔きバージョンとして和綿の種まきをしました。
気温が発芽に必要な温度になれば、多少時期が早くても問題ないのかを実験したのです。
また、追加実験として、綿の種を2時間水に浸して水分を含ませた種と水に浸さなかった種で、発芽に至る時間や発芽率に差が出るかも試してみました。
結果。
天気予報通り、日中は25度超えの暖かい日が続いたおかげで、水に浸した種は種まきから5日後に発芽しはじめました。
かたや、水に浸さなかった種は1日遅れの6日目にやっと発芽したのです。
たった2時間水に浸けただけなのに、1日の差が出たことにびっくりしました。上の2つが水に浸さなかった種、下の3つが水に2時間浸した種の発芽
ついでに、種を水に浸けっぱなしにして、水中で発根させてみてから土に蒔いてみるという実験も進めています。
こちらの写真のように、固い種皮の先端が割れて白い根っこが伸び始めるまでに5日間かかりました。
この種もポットに蒔いて、現在(2024年4月22日)は発芽を待っているところです。
思っていた以上に根が伸びず、毎日の水の取りかえも手間がかかりました。おそらく次は無いでしょう…。
(発芽に至ったかどうかの結果は、次回の動画で報告いたします)