無印良品のディスプレー備品(もったいない品)を購入
無印良品でディスプレーに使っていた木綿糸の糸巻きが、お手頃価格で販売されているという情報が友人から届きました。
なんと1巻(1玉)200円!
最初は「糸は売るほどあるから要らないわ」なんて思っていたのですが、店舗に赴き、実際に現物を手にとってみたら愛おしさが溢れてきてしまい…。
1巻だけ購入!
家に戻ってから、このディスプレー用の綿糸がどんな糸かを調査してみました。
糸の状態
あま撚りなZ撚りの単糸です。
逆方向に軽く捻っただけで簡単に綿(わた)に戻ってしまうので、撚り止めはしていないような気がします。繊維は細く、毛羽立ちも多いので、もしかすると落ちワタが混ざっているのかもしれません。
無印良品では「落ちワタ混ふきん」というものが販売されているので、その原材料ということも考えられますが、それにしては糸が少し太いようにも感じられました。
重さ
コーン芯込みで878g。一般的なコーン芯は25g〜30gくらいだと思うので、糸本体は850gと見なします。
長さ
10分の1の85g分を玉巻きで取り分けてから綛あげ台を使って測ってみたところ、446mありました。概算となりますが、全体で約4460m程度の長さがあるようです。
番手
重さと長さから、綿の番手計算をすると
4460m÷850g×0.591=3.101
大体ではありますが、3.1番手(3.1/1)となりました。
これは概ね予想通りです。
機械紡績糸ではありますが、手紡ぎでは3番手の太さを均一に紡ぐことはなかなか難しいので、大量のZ撚り単糸を安価で手に入れることができたのはラッキーでした。
購入と同時にいただいたメッセージカードを読むと「店舗の備品としての役割を終えたものですが、環境に配慮し、廃棄するのではなく、ご自身のアイデアでご家庭で有効にご活用いただける個人の方に、廉価でおゆずりします。」とあります。
「ご家庭で有効にご活用」すれば良いのですね。
わかりました、やってみましょう。
有効活用できたあかつきには、改めてご報告いたします。