次大夫堀公園民家園
2015.03.08
2015.03.08
以前からずっと行ってみたいと思っていた、次大夫堀公園民家園。日本古来の伝統技術を体験できる世田谷区の施設です。
今日は綿の手紡ぎ教室と織物体験ができるということで、電車とバスを乗り継いで行ってみました。
真冬に戻ったかのような雨上がりの曇天。屋外との仕切りは薄い障子一枚だけという茅葺き古民家なので寒さは覚悟していましたが、囲炉裏と火鉢とボランティアの皆さんが暖かく招き入れてくださったおかげで楽しく過ごすことができました。
旧安藤家住宅主屋では昔ながらの高機を使っての機織りを体験。
電気をまったく使っていないのに、計算され尽くした完璧な構造とシステム。
大量生産ではない個性もあって、あちこちに残る修理の跡ひとつをとっても、代々で大切に受け継がれてきたんだなあと思えます。
旧加藤家住宅主屋では手紡ぎ教室をしていましたが、今回は時間が無くて参加できなかったので建物の見学だけ。
土間には藍瓶があって、藍染め体験ができるような設えになっていました。
ごくシンプルなステンレスシンクと水道の蛇口すら、古民家の中にあると異質に感じてしまうから不思議です。
入り口近くには珍しい茅葺きの蔵が。
なんと蔵飾りが「紋」なんです!
どういう意味があるんでしょうね。今度行ったときに聞いてみよう…。
公園の規模は決して大きくはないのですが、とても整備されていてゴミはもちろん、落ち葉もほとんど見あたりません。
古民家のメンテナンスや体験教室もすべてボランティアの皆さんで運営されているそうで、何度も足を運びたくなる空間でした。