プランターで始める綿花栽培:第4回「増し土・追肥/盛夏の潅水について」
第4回は、綿花成長の重要ポイントとなる、真夏の育成管理について解説します。
梅雨があけると、綿の木はぐんぐん大きくなります。
一番花が開花するころに、簡単な土壌改良を兼ねた追肥をしましょう。
1. 増し土(ましつち)
まず、プランターの土の状態をよく観察してください。
- プランターの土が減っていませんか?
- 日々の水やりでプランターの土がカチカチに固まったりヒビ割れができていませんか?
- 逆に、水はけが悪く、苔が生えていたり常に湿った状態になっていませんか?
そんなときの対処方法
- 割り箸で土の表面をつついて満遍なくほぐしてください。
根にあたって傷つかないように注意しながら、表面から4〜5cm程度をやさしくほぐします。 - 培養土を用意します。(自分でブレンドして作った土でもOK)
減ってしまった分を補充するくらいの培養土を、ほぐしたプランターの土と混ぜ合わせながら増し土をします。
土の状態が著しく悪い場合は、腐葉土・バーク堆肥・もみ殻・バーミキュライト・パーライト・赤玉土などでオリジナルの土壌改良材を作り、補充する土の2〜3割程度を混ぜ込んで、1週間ほど寝かせたあとに増し土をしてください。
もし、プランターの土が健康で増し土の必要が無ければ、この後に説明する追肥だけでも大丈夫です。
2. 追肥
次に、どんな栄養分を追肥として与えたら良いか、綿の木の状態を観察しましょう。
葉の色が良く、成長に問題がなければ植物に必要な3大栄養素である「窒素」「リン酸」「カリウム」がバランス良く配合されている肥料を使います。
三大栄養素とは?
- 葉の色が悪く、全体的に成長が悪いときは葉や茎の成長を促すための「窒素」
- 花や結実した実が小さいときは、開花や結実を促すための「リン酸」
- 全体的にひょろひょろと頼りない綿の木になっていたら、根や茎を丈夫にするための「カリウム」
必要な量は、綿の木の状態やプランターの大きさによって変わるので、肥料の袋にある説明を参考にしてください。
不足している栄養分を含んだ肥料を株元から少し離れた位置に撒き、プランターの土と軽く混ぜ込みます。
3. 盛夏の潅水
梅雨が明け、綿の木の生長とともに花が咲いて実が大きくなるころに必要なもう一つの要素は水分です。
夏の暑さや日照りが続いて綿の繊維に欠かせない水分が不足すると、せっかく結実した実に栄養と水分が行き渡らずに大きくなりません。
この時期は、土の表面がカラカラに乾くまえに潅水(水やり)を心がけてください。
ただし、気温の高い日中に水やりをするとプランター土が蒸れて根を傷めてしまうので、日が落ちた夕方、気温が下がるタイミングでたっぷりと与えましょう。
直射日光があたらない軒下や半日陰にプランターを移動したり、土の乾燥を防ぐためのマルチングをすることも夏を乗り切るための一手です。
次は、第5回「開絮(かいじょ)と綿花の収穫」です。
綿の実が開く仕組みや収穫のタイミングについて解説します。
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