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茶縞染織/糸紡ぎ・茶染め・手織り

東京スピニングパーティー2015

2015.09.27 2015.10.25

昨年のスピニングパーティーで大体の雰囲気は掴んでいたので、今年は狙いを定めて目的のブースのみ攻めました。
まずはオーガニックコットンのガラ紡糸製品を扱うkitamaさんで柔らかいガラ紡のレッグウォーマーを購入。
その後、手織り工房SOXさんで腰機の実演を見学したあと、羊の毛刈りショーをチラ見してから、工房おりをり主催の鈴木美佐子さんによる真綿レクチャーへ。

IMG_2305母の仕事の関係で子どもの頃から真綿に触れてはいたけれど、繭から真綿になるまでの工程を実際に目にするのは初めてでした。
重曹で精練して柔らかくなった繭玉から蚕を取り出し、両手の親指・人差し指を使って少しずつ繭を広げて、小さなイーゼルに似た木枠に引っかけていく。繭が5、6個分で1枚の真綿となり、乾燥させて製品となるそうです。
この真四角の真綿は角真綿といって比較的簡単に作ることができるそうですが、袋真綿(別名:入金真綿)という文字通り袋状になった製品は熟練が必要なのだとか。かつて、鈴木さんの工房がある福島では養蚕が盛んだったらしく、いまでも結城紬の元となる真綿は福島産の入金真綿がほとんどだそうです。


IMG_2306その後、昨年さくらの染料チップを購入したWanD(わんど)さんで紫稲(古代米)の乾燥稲をお試し購入し、お向かいの齊藤機料店で繭玉を見つけてひとかたまりを衝動買い。
お手軽感がないから、高級品だからと言い訳してあえて避けてきた絹の世界、ちょっと素敵かもって思い始めております。
真綿から糸にする工程や絹の染織にも興味があるので、機会があったら工房おりをりを訪れてじっくり講習を受けてみようかなあ、とか、綿(木綿のほうです)の扱いすらままならないというのに、はやくも横道にそれてしまいそうです。

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