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茶縞染織/糸紡ぎ・茶染め・手織り

ハーブ染めにチャレンジ

2014.07.02 2014.07.02

NHKで放送していた志村ふくみさんの番組を見ていたら草木染めに興味を持ちました。
必要な材料を調べたら家にあるもので出来そうだったので、さっそくチャレンジしてみました。

kusakizome1紡いだ糸。これで120gくらい。
あらかじめ撚り止めと汚れ落としを兼ねた精練を施しておきます。

kusakizome2綿糸は染まりにくいので、何らかのタンパク質を染み込ませておくと良いようです。動物性のタンパク質は匂いが残るので、今回は成分無調整の豆乳を使いました。
豆乳をお湯と1:1の割合で薄めて40度〜50度くらいにしておき、1時間ほどつけ込みます。
するとなぜか、部屋中に鯛焼きのような香ばしい香りが…。

kusakizome3豆乳浸けの間に、染料にするローズマリーを収穫。
梅雨入り前に剪定してドライにしていた分と、その後成長した若芽をミックスして、だいたい50gくらいに。本当は、染める繊維の倍以上は必要とのこと。

kusakizome4あらかじめローズマリーをお茶パックに詰めて煮出しておき、糸を投入。
15分くらい煮込んだあとに一旦冷ましてから媒染液(今回は焼きミョウバンを使用)に浸します。
ベージュっぽい色だったのが、ほんのりと黄色味がつきました。
もう一度ローズマリー染液に戻して15分くらい煮こみ、放冷、媒染液、水洗い、を繰り返します。

kusakizome5冷蔵庫に母が作った赤紫蘇ジュースが残っていたので紫蘇染めも試してみました。
すでにクエン酸が入っているからこの時点ではキレイなピンク色に。

kusakizome6干してから、糸巻き。
左から、ローズマリー、生成り、赤紫蘇。
赤紫蘇は媒染液につけたら紫がかったグレーになってしまいました。あのキレイなピンク色をそのまま糸に残すのは難しそうです。

染色と付随する工程に関する注意事項 も、あわせてお読みください。

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