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茶縞染織/糸紡ぎ・茶染め・手織り

自家製綿で織る

2015.03.03 2015.03.03

自家製綿で織る実家の庭の片隅で育てた綿で織り上げた、初めての作品。
緯糸は染色実験で染めた手紡ぎ糸を3本取りに、経糸は市販の綿糸を使いました。(40cm幅のリジッド機、50羽綜絖)
バッグ生地にするつもりでしたが、はさみを入れるのが心苦しく、保留中。現在はダイニングテーブルのセンターライナーになっています。

自家製綿で織るマフラーその1。
このショールもバッグ生地と同様に、染色実験で染めた手紡ぎ糸を1本取りで緯糸に、経糸は手紡ぎ糸と一緒に市販の糸を染めたものを使用したので色味に統一感が出ました。
精練したり染め重ねたりしたり、何度も湯通しや水洗いをしているので糸が痩せてしまったようで、さらっと軽めの夏マフラーに仕上がりました。
緯糸の色配列が雑すぎて、そこが反省点。

自家製綿で織るマフラーその2。
こちらは染色していない生成りの手紡ぎ糸を緯糸に、経糸で色に変化をつけて縞柄になるように作りました。
紡いだあとに撚り止めをしただけなので、糸にふっくら感が残っています。マフラーその1と同じ幅、同じ長さで作ったのに、たたんだときの厚みは1.5倍ほどふっくら。
お花見の季節くらいに使えるように経糸の色味を考えたのですが、とても暖かく仕上がったので真冬から大活躍しています。

自家製綿で織るマフラーその3。
バッグ生地とマフラーその1、その2で残った糸をかき集めてもう1本。
結局これが一番満足のいく出来映えになりました。

以上、経糸は自由が丘の「手織り工房じょうた」さんで購入した極細綿糸を使っています。私が作る手紡ぎ糸と一番相性が良く、40cm幅のリジッド機の50羽綜絖で織るにはベストな太さ。
本当は経糸も手紡ぎ糸を使いたいのだけど、途中で切れてしまうのが不安だし、収穫量が少なかったこともあって今回は使えませんでした。
今年はもっと沢山の棉を育てる予定なので、来年はオール手紡ぎ糸のマフラーを作れるように地道に織りの腕を上げようと思います。

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